トラック転落から1年「陥没穴」、周囲の生活は今どうなっているのか――現地ルポ 異臭に騒音…激変した"当たり前"の日常
いったん変わった生活様式や街の印象は、完全に元通りになるのか定かではない。
表向きには日常が戻りつつある一方で、水面下での影響はなお残る。2次的な被害はいつまで続くのか、補償の基準はどう定めているのか、対象外でも補償は受けられるのか……。事故の中心地以外からも疑問視する声は溢れる。
もちろん行政としても、未曾有の事故に対する補償対応は難儀だったはずだ。以下、埼玉県下水道局の担当者が応じる。
埼玉県下水道局に取材をした
こうした行政の対応に対して、住民の反応も分かれる。前年から増えた電気代の差額分を受給した住民は、補償対応に奔走する行政を労う。対して、数万円の一律補償で「何が報われるのか」と申請を見送る住民もいた。
上記はあくまで聞き取りした一部であり、実際はこれ以上にさまざまな受け止めがあるはずだ。
行政としては「一定の公平性」を担保して対応を進めるものの、周辺で暮らす生活への影響は、一義的に割り切れるものではない。むしろ基準を設けることで、不公平さが浮き彫りになるのもまた皮肉なところだ。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら