「大学進学」への教育投資、回収難の時代が来る?アメリカの"ブルーカラービリオネア現象"日本でも起きるか…AI時代に子どもに必要な教育は
日本はAIへのシフトが遅かったのに加え、企業が従業員を解雇することはそう簡単にはできないため、アメリカと同じ事態がすぐに起こるとは言いがたい。だが、変化はすでに始まっているという。
「日本で現実味があるとしたら、ホワイトカラーの年収の中央値を超えた700万〜1000万円の年収でブルーカラーが働くといったところでしょうか。
昨年、エンジニアやプログラマーを大量に雇用している日本企業が、『一部のプログラミングを生成AIに代替させる』と発表しました。こういう動きによって日本でも緩やかなシフトが起こると見られています。
また、これまでの企業は『まず人を集めて雇用する』という形態をとっていました。しかし、ベンチャー企業など新しい会社は、利益が出ても人を雇用せず、DXとAIで事業拡大を目指します。そうなると、企業の成長が雇用につながらないのです」(新井氏、以下同じ)
「人間がやりがいを感じる仕事」が奪われていく
とはいえ、AIは何でもできる完璧なものというわけではないようだ。
人間であれば、「これができる人ならこれくらいのことはできるだろう」と、その人の能力をある程度推し量ることができる。しかし、それができないのがAIだという。
「AIは一桁の計算を間違えたり、3と翻訳するところを2と翻訳したりします。人間の場合、数学オリンピックに出場するほど数学力がある人や東大生ほどの英語力がある人は、そんな間違いをしませんよね。そのため、今の段階でAIを使うなら、『誰にでもできそうな計算であっても間違いがないかをチェックする』作業を人間がやらなければならないのです」
では、具体的にどんな職業がAIに代替されていくのだろうか。
「厳密解が求められるわけではない、ふわっとした企画や提案は、人間とAIでそれほど差がありません。そのため、企画や広報など、人間のコミュニケーション力やクリエイティビティが求められ、かつやりがいを感じる仕事がAIに代替されていくでしょう」


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら