全区間一律50円、小田急電鉄「子育て支援」の実情 ロマンスカーにも「応援車」、利用客の反応は?
いち早く取り組んだ小田急
公共交通機関にとって沿線人口・就労人口の減少は、将来の鉄道存続につながる大きな問題である。特に地域に密着して事業を行っている民鉄各社は、鉄道の収益のほかに商業施設の運営や不動産など、関連事業にわたって大きな影響を受ける。そんな中、鉄道事業者として「子育て支援策」にいち早く取り組んだのが、小田急電鉄である。
小田急電鉄は、東京の新宿から神奈川県の小田原まで運行する小田原線を中心に、新百合ヶ丘から唐木田までの多摩線、相模大野から片瀬江ノ島までの江ノ島線など、東京から神奈川のベッドタウンを結ぶ重要路線の1つだ。
また、代々木上原からは東京メトロ千代田線を経由して、JR常磐線の取手まで直通運転を行っており、通勤通学に重要な役目を担っている。特に神奈川県東部、多摩ニュータウンなどの住民が都心方面に向かう手段としての重要度はかなり高い。



















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