【中学受験】直前期、後悔しないための「令和の併願校選び」 《第一志望合格は少数派》 偏差値は幸福な学校生活を保証しない
もし、説明会に行ったことがないけれど、日程と偏差値と耳にした評判から「この学校が気になる」と思った場合は、たとえ直前期でも、その学校を訪れてみてはいかがでしょうか。
平日に学校の外から様子を見たり、通学する生徒の様子を見たり、周囲の環境や通学路を見ることができれば、あとはウェブサイトや資料、塾の先生の知見をお借りしてある程度は学校のことを理解できるでしょう。見もせずに除外してしまうのはもったいないですよね。
このタイミングで……と恥ずかしがらずに、塾の先生に相談することをお勧めします。
全ての模試の結果がそろうのも直前期ですから、最後まで併願校のラインナップを検討するのは当たり前のこと。また、すでに組んだものの、気になることがある場合も、それを無視せずに不安を解消することをお勧めします。
入学した場合の「1週間の生活」を具体的に想像してみる
入試が始まると、どの学校に入学金を納めるか、という決断は数時間単位で決定しなくてはなりません。そのときの判断材料は多ければ多いほど、後悔が少なくなります。
「その学校に入学した場合の、1週間の生活をお子さんと一緒に具体的に想像する」ことも有効です。
起床時間、通学ルート、授業、ランチタイム、部活、宿題量、帰宅時間、自由時間、塾に通う場合の導線。登校時間ひとつとっても、早い学校は7時台から、遅い学校は9時というところもあります。
通勤ラッシュの電車に乗るかどうかでも変わりますし、お弁当が必須の場合は保護者の起床時間にも関わります。生活のイメージを共有することは、親子にとってとても大切なことだと考えています。
中学受験は、ゴールではなく、子どもがこれから6年間をどんな環境で生きるかを選ぶプロセスです。合格はスタートラインにすぎず、そこからじっくりと子どもの自己肯定感や価値観を育てていくのです。
不安が大きいこの時期だからこそ、親御さんの言葉はいつも以上に子どもの心に届くもの。「あなたを心から応援しているし、どんな結果でもここからスタート!」という思いを、ぜひまっすぐに届けてあげてください。
入試当日、全力を出し切れますように。心よりお祈り申し上げます。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら