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授業でのAI「なんちゃって活用」が学びを浅くする危険性《"やってる感"に注意》 AIを思考のパートナーにする授業デザインとは?

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  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授
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しかし、本来の思考とは、「観点にもとづき情報を整理し、関係づけ、理由づけ、比較・分類・予測などの思考スキルを用いて、自分なりの見方・考えを形成するプロセス」です。

この視点に立てば、AIの回答をそのまま使う発想にはなりません。AIの回答はあくまで“素材”であり、“思考そのもの”ではないからです。むしろ、AIをどう疑い、どう捨て、どう再構成するかという判断・構築の場面で、思考力はより際立ちます。

AI依存にさせるか、AIで学びを深めるかは授業次第

先ほどの社会科の課題「〇〇時代の特徴を調べてまとめよう」に対して、調べてきたことをただスライドにまとめているだけであれば、「思考している」とはいえないことでしょう。やはり、そもそもの授業デザインの話になってしまうのです。

ところが、現状の授業では先ほどの社会科の課題のように「〇〇時代の特徴を調べてまとめよう」という課題を与え、調べたことをスライドに整理しただけで「思考した」と扱ってしまうことがあります。これは、AIがなくても思考していません。つまり、思考力を育んでいるとは言いづらいのです。やはり、問題は授業デザインそのものです。

学習初期段階ではAIの回答をそのまま使う場面もあるでしょう。しかし、“そのままでは通用しない問いと評価”が設定されていれば、子どもたちは自然とAI依存から脱却していきます。

AIを禁止し続ける学校と、AIを前提に問いの質を再設計する学校とでは、学びの深さは大きく分岐します。

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【「アリバイ作り」としてのAI活用は危険?】

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