【カワサキZ900RSとホンダCB1000Fに続く、大型ネオクラシックの刺客】T500をオマージュしたスズキ新型「GSX-8T/GSX-8TT」王座への挑戦状

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GSX-8Tとともにジャパンモビリティショーに展示された、ビキニカウル仕様のGSX-8TT
GSX-8Tとともにジャパンモビリティショーに展示された、ビキニカウル仕様のGSX-8TT(筆者撮影)

そしてGSX-8Tをベースに、ビキニカウル仕様にしたのがGSX-8TTだ。スタイルには「70年代のロードレーサーをイメージした」というデザインを採用。ちなみに、車名の「TT」は、クラシックバイクを現代に蘇らせるという意味を込め、ベースモデルの「GSX-8T」と「Timeless(タイムレス/「時代を超えた」という意味)」を掛け合わせたネーミングという話だ。

主な特徴は、エンジン下部にアンダーカウルを採用することでスポーティさをアップ。フロントフォークや燃料タンク下のシュラウドなどをブラック仕上げとすることで、スパルタンなイメージを加味する。燃料タンクなどにはレトロかつレーシーなデカールなども装着し、往年のレーシングマシン的なテイストも演出する。

GSX-8TTのリアビュー
GSX-8TTのリアビュー(筆者撮影)

エンジンや車体など、基本コンポーネントはGSX-8Tと同様。ボディサイズは、全長2115mmx全幅775mmx全高1160mm、ホイールベース1465mm。GSX-8Tと比べ、全高のみ55mm高いが、全長や全幅など、ほかのスペックは同じだ。また、シート高は810mmで、GSX-8Tの815mmに対し5mm低くなっているので、さらに足つき性の良さが期待できる。

日本発売は26年頃か

GSX-8TTのサイボビュー
GSX-8TTのサイドビュー(筆者撮影)

スズキでは、これらモデルに関し、「25年夏頃より、欧州、北米を中心に世界各国で順次販売を開始」すると発表。日本での発売はおそらく26年になりそうだが、具体的にいつ頃になり、どのくらいの価格帯で導入されるのかも注目だ。

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いずれにしろ、先に述べたとおり、ネオクラシックのジャンルは、Z900RSをはじめとする人気モデルがひしめく激戦区だ。そんななかで、スズキの新型GSX-8TとGSX-8TTが、市場にどのような存在感を示せるのか気になるところだ。

 

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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