東武鉄道がスカイツリーで再成長へ、周辺地価の上昇など沿線価値アップも《オール投資・注目の会社》

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東武鉄道がスカイツリーで再成長へ、周辺地価の上昇など沿線価値アップも《オール投資・注目の会社》

「まるで天空を散策しているようだ」。4月、報道陣に公開された東京スカイツリーの展望台「天望回廊」に上がって、そんな感覚を味わった。高さ450メートルから東京タワーや新宿の高層ビル群など首都圏の街並みを眼下に一望できるド迫力。飛行機の着陸時に街を見下ろす感覚に近いが、自分の足で周囲360度をゆっくり見渡せるのはここだけの魅力だ。

朝昼晩、春夏秋冬と時間や季節ごとに景色は変わる。太陽が輝く日中と、一斉に明かりが灯る夜景では美しさは違う。空気が澄んだ真冬の朝方には、遠く富士山をくっきり眺めることができる。真夏の夜に、隅田川の花火などを眺めるのも一興であろう。

初年度客数3200万人 利益寄与は100億円

今年は鉄道会社の巨大開発が相次ぐ。4月26日には東京急行電鉄の「渋谷ヒカリエ」がオープン。10月には東日本旅客鉄道のホテルなどを含む東京駅・新丸の内駅舎が開業する。その中でも、スカイツリーは話題性で抜きんでる。開業までの様子をテレビなどが連日報道し、人気に拍車がかかる。

総事業費1430億円、着工から完成までに3年8カ月をかけたビッグプロジェクトは、事業主体となる東武鉄道を大きく変身させる可能性をも秘める。


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