やりたいことを後押しする文化がある…社会に出て「花開く人」を続出する学校は何が違うか?野沢北高校"探究学習の授業"をのぞいてみた
脚本家、アニメーション映画監督の新海誠さん、LINEヤフー社長の出澤剛さんなど、現代社会のブームを作る人を輩出してきた長野県野沢北高校。今年、自身最後だと語る宇宙での任務に向けて出発した油井亀美也さんも、実はこの高校の出身です。長野県の探究学習を牽引する高校としても知られるようになった同校の学びの秘密を探ってみました。
「やりたい」ことを後押しする文化があった
長野県東部に広がる佐久市にある長野県野沢北高校。同市をはじめ、隣接する小諸市などからも入学者のある高校です。1901(明治34)年に上田中学の分校として開校したのが始まりで、すでに120年以上の歴史を誇る地域の伝統校です。
入学した生徒のほとんどが大学進学を目指すいわゆる進学校ではあるものの、東大の実績という意味では地域トップ校とまではいきません。しかし、卒業生が示すように、社会に出てから存在感を放つ人が多くいます。自身も同校出身と話す柳沢敬校長に話を聞くと、昔から、生徒が「やりたい」と思ったことを後押しする文化が学校全体にあったといいます。



















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