──情けない話だ。フロマートカが考えた、キリスト教が社会主義の肯定的要素を受け入れて発展していくという社会倫理は根付かなかったのだろうか。
「現時点においては、根付いているとはいえない。フロマートカも私も共産主義体制の同調者とみられている」
──ひどい話だ。チェコスロバキアのスターリン主義体制を内側から変えようとして、フロマートカもミランも文字どおり命懸けで努力した。その成果が1968年の「プラハの春」となり、そして今回のビロード革命による体制転換につながったのではないか。
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