
フクロモモンガのジゲン君(写真提供:ひろさん)
かつてペットといえば「犬か猫」が当たり前だった。だが近年、都市部を中心に静かに広がっているのが、「小動物」との暮らしである。
ハムスター、文鳥、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)、ハリネズミ、デグー――。
ペット不可あるいは「小動物のみ可」の集合住宅でも受け入れやすく、また、共働き・単身者・子育て家庭など多様なライフスタイルにフィットしやすい。
この連載では、「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々に話を聞き、制約の多い都市生活のなかで見つけた、“静かで確かなつながり”を探っていく。
第4回となる今回は、フクロモモンガと暮らす夫婦に話を聞いた。
本記事は後編です(前編『「僕を待っていてくれる存在が欲しい」アラサー理系男性が”カンガルーの仲間”に一目ぼれ→「威嚇する姿もかわいい」溺愛の現在』)。
本記事は後編です(前編『「僕を待っていてくれる存在が欲しい」アラサー理系男性が”カンガルーの仲間”に一目ぼれ→「威嚇する姿もかわいい」溺愛の現在』)。
一筋縄ではいかないフクロモモンガの婚活
仕事と家を往復するだけの乾いた生活を抜け出したいと、フクロモモンガ(フクモモ)のジゲン君を飼い始めたひろさんにも、結婚を考えるパートナーができた。
穏やかで内向的な「理系男子」であるひろさんに対し、妻のもえさんは明るく朗らかな女性。インタビューに答えるひろさんの横顔を、嬉しそうにじっと見守る姿が印象的だった。
飼い主とは対照的に、ジゲン君はオス味の強い「オラオラ系男子」。妻として迎えるのなら、優しくおっとりした女子がいいだろうと、ひろさんは穏やかな性格のチャナちゃんを迎えた。神秘的な赤い目に綿毛のような白い被毛を持つ、「クリームアルビノ」のフクロモモンガだ。

ジゲン君のパートナーとして迎えたクリームアルビノのチャナちゃん。おっとりして穏やかな性格。(写真提供:ひろさん)

クリームアルビノは「クリミノ」と呼ばれる。完全なアルビノではなく、目は赤いが黒味もあり、毛もクリーム色を含む(写真提供:ひろさん)
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