
日本の「雅(みやび)」からインスピレーションを受けたというインテリアデザイン。京都の職人文化のように、柔らかな素材を幾重にも重ねた美しさと、14.3インチディスプレイを2枚並べた先進性とを融合させている。Googleが提供する車載OSのGoogle built-inも搭載され、直感的に操作できるGoogleマップがデフォルトで使えるのも、多くのユーザーにとって有益だろう。


センターコンソールには9インチのタッチスクリーンが備わり、エアコン操作のほか、走行モードの切り替えや車高の上げ下げといった車両操作にも対応する。また、「AUTOGRAPH」にはアームレスト下に冷蔵庫も標準装備され、長い道中、飲み物をつねに適温で飲めたのはとても助かった。

「AUTOGRAPH」はシートトリムもパリッとした座り心地のセミアニリンレザーで、試乗車はバーガンディの内装色を採用。シートヒーターやシートベンチレーションのほか、マッサージ機能も備わっている。アメリカのオーディオブランドであるKlipschのプレミアムオーディオシステムも標準装備され、低音の効いた素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。

そして、さすがはフラッグシップと感心させられたのはセカンドシートの豪華さとサードシートの広さ。どの席に座っても快適に過ごせる空間が実現されていた。



ラゲッジスペースも先代モデルから拡大しており、サードシート後方で28%、セカンドシート後方で17%、それぞれ容量が増えている。荷室の側面にはセカンドシートとサードシートの格納・展開を行ったり、車高を上げ下げするスイッチも備わり、シート格納時のフロアもフラットで使いやすい。

燃費について
カタログ燃費はコンバインドモードで17mpg(7.22km/L)だが、今回の試乗では510.2マイル(821km)を走行して、19mpg(8.07km/L)の平均燃費を記録。なんとカタログ燃費より優秀な燃費を叩き出してしまった。おそらくハイウェイの大半を「ProPILOT Assist 2.1」で走ったことにより、速度を一定に保てたことが大きく影響したのだろう。


トランプ関税の影響は未知数ながら、新型QX80がインフィニティのフラッグシップを名乗るにふさわしい魅力にあふれていることは、今回の試乗を通してしっかりと確認できた。新時代のインフィニティを代表し、ブランドイメージを再構築する役割を、存分に果たしていくことだろう。
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