【日本では未発売の日産車、アメリカで販売1年が経過したフラッグシップSUV】圧倒的な存在感を誇るインフィニティ「QX80」は成功したのか

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日本の文化もデザインに盛り込まれた新型QX80のインテリア
日本の文化もデザインに盛り込まれた新型QX80のインテリア(写真:平野 陽)

日本の「雅(みやび)」からインスピレーションを受けたというインテリアデザイン。京都の職人文化のように、柔らかな素材を幾重にも重ねた美しさと、14.3インチディスプレイを2枚並べた先進性とを融合させている。Googleが提供する車載OSのGoogle built-inも搭載され、直感的に操作できるGoogleマップがデフォルトで使えるのも、多くのユーザーにとって有益だろう。

9インチタッチスクリーンでエアコンや車両制御を操作
9インチタッチスクリーンでエアコンや車両制御を操作(写真:平野 陽)
「AUTOGRAPH」は冷蔵庫も標準装備
「AUTOGRAPH」は冷蔵庫も標準装備(写真:平野 陽)

 

センターコンソールには9インチのタッチスクリーンが備わり、エアコン操作のほか、走行モードの切り替えや車高の上げ下げといった車両操作にも対応する。また、「AUTOGRAPH」にはアームレスト下に冷蔵庫も標準装備され、長い道中、飲み物をつねに適温で飲めたのはとても助かった。

フロントシートは10ウェイパワーシートを標準装備
フロントシートは10ウェイパワーシートを標準装備(写真:平野 陽)

「AUTOGRAPH」はシートトリムもパリッとした座り心地のセミアニリンレザーで、試乗車はバーガンディの内装色を採用。シートヒーターやシートベンチレーションのほか、マッサージ機能も備わっている。アメリカのオーディオブランドであるKlipschのプレミアムオーディオシステムも標準装備され、低音の効いた素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。

セカンドシートは7人乗りキャプテンシートを標準設定。「AUTOGRAPH」を除くグレードには8人乗りベンチシートもオプション設定されている
セカンドシートは7人乗りキャプテンシートを標準設定。「AUTOGRAPH」を除くグレードには8人乗りベンチシートもオプション設定されている(写真:平野 陽)

そして、さすがはフラッグシップと感心させられたのはセカンドシートの豪華さとサードシートの広さ。どの席に座っても快適に過ごせる空間が実現されていた。

「AUTOGRAPH」はセカンドシートにもタッチスクリーンコンソールを装備。エアコン、リクライニング調整、シートヒーターとシートベンチレーションの操作に対応。フロントシートと同様、マッサージ機能まで完備されている
「AUTOGRAPH」はセカンドシートにもタッチスクリーンコンソールを装備。エアコン、リクライニング調整、シートヒーターとシートベンチレーションの操作に対応。フロントシートと同様、マッサージ機能まで完備されている(写真:平野 陽)
大人でも十分座れるサードシートにも電動リクライニングを装備。「AUTOGRAPH」にはシートヒーターも備わる
大人でも十分座れるサードシートにも電動リクライニングを装備。「AUTOGRAPH」にはシートヒーターも備わる(写真:平野 陽)
サードシート使用時の荷室奥行きは約430mmと、あまり広くはない。サードシート格納時は約1245mm、セカンドシート格納時は約2133mmと広大だ
サードシート使用時の荷室奥行きは約430mmと、必要十分な広さ。サードシート格納時は約1245mm、セカンドシート格納時は約2133mmと広大だ(写真:平野 陽)

ラゲッジスペースも先代モデルから拡大しており、サードシート後方で28%、セカンドシート後方で17%、それぞれ容量が増えている。荷室の側面にはセカンドシートとサードシートの格納・展開を行ったり、車高を上げ下げするスイッチも備わり、シート格納時のフロアもフラットで使いやすい。

荷室側からシートや車高を調整できるスイッチを装備
荷室側からシートや車高を調整できるスイッチを装備(写真:平野 陽)

燃費について

カタログ燃費はコンバインドモードで17mpg(7.22km/L)だが、今回の試乗では510.2マイル(821km)を走行して、19mpg(8.07km/L)の平均燃費を記録。なんとカタログ燃費より優秀な燃費を叩き出してしまった。おそらくハイウェイの大半を「ProPILOT Assist 2.1」で走ったことにより、速度を一定に保てたことが大きく影響したのだろう。

デザインと先進性で、新型QX80は新時代のインフィニティを印象付けることに成功した
デザインと先進性で、新型QX80は新時代のインフィニティを印象付けることに成功した(写真:平野 陽)
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トランプ関税の影響は未知数ながら、新型QX80がインフィニティのフラッグシップを名乗るにふさわしい魅力にあふれていることは、今回の試乗を通してしっかりと確認できた。新時代のインフィニティを代表し、ブランドイメージを再構築する役割を、存分に果たしていくことだろう。

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小林 秀雄 ライター

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こばやしひでお / Hideo Kobayashi

自動車専門誌の編集プロダクション勤務を経て、ライターとして独立。主に自動車雑誌やWebサイトで記事を執筆している。

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