【日本では未発売の日産車、アメリカで販売1年が経過したフラッグシップSUV】圧倒的な存在感を誇るインフィニティ「QX80」は成功したのか

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電子制御サスペンションを備え、スポーティな走りを披露する
電子制御サスペンションを備え、スポーティな走りを披露する(写真:平野 陽)

4つあるグレードのすべてに4WDを設定する一方、「PURE」と「LUXE」という下の2グレードにはFRも設定。「PURE」以外のグレードには、電子制御エアサスペンションとダイナミック・デジタル・サスペンションと呼ばれる減衰力をアクティブに可変するサスペンションが標準装備されている。

ボディ・オン・フレーム構造のシャシーは、前後ダブルウィッシュボーンのサスペンション形式を採用し、フレームは従来型比でねじり剛性を25%、横方向の剛性を57%向上しているそうだ。実際乗ってみると、第一印象は予想以上にスポーティで硬めな乗り味に感じたのだが、距離を重ね、各種操作にも慣れてきたころには、それがあらゆるシーンで巨体を支える基礎となる「体幹の強さ」だと気づかされた。

電子制御エアサスペンションは、走行中は車高を約1.2インチ下げて空気抵抗を抑制する一方、オフロード走行時は逆に2.1インチ高く設定することも可能。当然、それに伴い重心の高さも上下するため、カーブを曲がるときのロールや凹凸による上下動の大きさも変化する。カーブの曲率が大きかろうと、急に強風に煽られようと、いついかなるときでも上質な乗り味が変わらないのは、強化されたフレームと緻密な可変制御を実現するサスペンションの賜物である。

ハンズオフ機能の「ProPILOT Assist 2.1」

「AUTOGRAPH」はハンズオフアシストも実現する「ProPILOT Assist 2.1」を標準装備
「AUTOGRAPH」はハンズオフアシストも実現する「ProPILOT Assist 2.1」を標準装備(写真:平野 陽)
追い越しの提案はヘッドアップディスプレイにも表示され、スイッチひとつで自動制御のレーンチェンジを実現
追い越しの提案はヘッドアップディスプレイにも表示され、スイッチひとつで自動制御のレーンチェンジを実現(写真:平野 陽)

 

そして、最上級グレードである「AUTOGRAPH」には標準で装備される「ProPILOT Assist 2.1」のハンズオフアシスト制御も見事だった。先行車のスピードが遅い場合は、メーターやヘッドアップディスプレイを通して追い越しを提案され、ステアリングに備わるレーンチェンジスイッチを押して承認すると、車線変更と追い越し加速を自動で制御。広野の一本道をひたすら直進することの多いアメリカでは、これ以上なく助けになる機能だ。

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