焼き牛丼でバトル勃発、松屋と三光フーズの因縁
ただ、これがどの程度の有効打となるか。松屋の牛カルビ丼が並盛り1杯380円なのに対し、東京チカラめしの焼き牛丼は280円。店舗の内装費を業界平均の半値程度に切り詰めているほか、“焼き”メニューに特化し専用オーブンを導入することで、運営効率を上げ、低価格を可能としている。
松屋にとって、今回の新メニューは数ある商品の一つだが、東京チカラめしとの競合度合いはそれ以上だ。「ボリューム感を前面に出した東京チカラめしのメニューは男性客に特化しており、松屋に最も近い」(証券アナリスト)。
大量出店の目標を掲げる東京チカラめしは、他店と隣接する立地への出店もいとわず、怒濤の出店攻勢を仕掛けている。焼き牛丼バトルを皮切りに、両社の争いは今後ますます激化しそうだ。
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(本誌:松浦 大 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2012年4月14日号)
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