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小泉農相がXで集計値をフライング公表、「トランプ大統領は全部自分で出している」と正当化...「スピード重視」掲げた備蓄米放出は法秩序を軽視

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「国民から選ばれた大統領が必要な情報だと思うことを発信をする。それは、私は必ずしも否定されるべきことではないと思う」とキッパリ語った小泉農相。トランプ大統領が自身のSNSで関税をめぐる各国との”ディール(取引)”の中身をはじめ、矢継ぎ早に発信し、注目を集める姿はお手本であるようだ。

しかし公的機関が作成するデータは、なにも政治家の占有物ではない。マーケットに限らず国民の意思決定に資する公共のインフラだ。

ちなみにトランプ大統領が統計をフライング公表したとは寡聞にして知らない。

会見で小泉農相が繰り返したのは「スピード重視」。しかし、その危うさは「フライング公表」にとどまらない。より深刻なのは、政策遂行に関するものだ。

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