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<データで読み解く>コロナ禍を超えたトランプショックの不確実性、「アメリカ国債と通貨の危機」が急増、アメリカ利下げ予測も激変

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CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のFedWatchによると、2024年12月末時点の予想では、2025年末までにFRBによる利下げはわずか0.25%ポイント、あるいは0.5%ポイントにとどまるとされていた。

激変した市場のアメリカ政策金利予想

ところが相互関税ショックに揺れた4月の末日には、FedWatchは大きく異なるシナリオを予想した。インフレ率が高止まりしているため、直ちに利下げは行われない(実際、FRBは5月6日〜7日の会合では金利据え置きを決定した)が、景気後退リスクが高まるにつれ、年後半には、従来予想以上に劇的な利下げが進むという予想である。

具体的には、0.25%ポイントの利下げ最大4回行われ、場合によっては超大規模な利下げも行われると予想されている。市場の大勢は、FRBの政策金利が年末までに現在の4.25%~4.5%から、3%~3.75%に引き下げられると予想している。

 

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