東京メトロ南北線、首都圏「ワンマン運転」の未来 先進技術を駆使して導入、運転士の苦労は?

南北線9000系(筆者撮影)
JR東日本は3月15日のダイヤ改正から、首都圏主要線区である常磐線・各駅停車(綾瀬―取手間)10両編成と、南武線(川崎―立川間)6両編成において、ワンマン運転を実施している。
乗降ドアの開閉も運転士が行う
理由はJR東日本の人手不足や就労意識の変化によるもので、2026年春には横浜・根岸線(八王子―大船間)8両編成、さらに2030年頃までに山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武緩行線、埼京・川越線においても、ワンマン運転を実施する予定である。
列車の運行は、運転士が1人で乗務を行うため、これまで車掌が行っていたホーム上の安全監視や、乗降ドアの開け閉めなども、運転士が1人ですることになる。
運転士の業務が増えることから、負担軽減のためにATO(自動列車運転装置)や、TASC(定位置停止装置)などを整備し、駅のプラットホーム上もホームドアを設置するなど、技術開発の導入によって、ワンマン運転の安全性が保たれると言われている。
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