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〈激戦区の大阪〉近鉄百貨店が「あべのハルカス本店」で練る「キタ・ミナミ」とは異なる戦略

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地域密着を主に担うのはandとなる。想定する利用者を地域住民に絞り、暮らしに役立つ館とする。リモデルは2025年度に完成する予定だ。

昨年は1階に近鉄沿線の産直野菜などを販売する「ハルチカマルシェ」と日用雑貨の「カインズ」がオープンした。カインズ、そして以前から入っている高級スーパーの「成城石井」は、近鉄百貨店がフランチャイジーとして自社運営している。

7月にはandの北側に医療モールが開業する予定。地上4階建てでクリニックや調剤薬局などが入る。こちらも主に地域住民の利用を想定している。

Hoopはハルカス本店で対応しきれないような学生などの若年層のニーズを担う役割とする。スポーツブランドやアミューズメント系の店舗を強化しているところだ。

阿倍野・天王寺エリアは居住地や文教地区に近く、定住者に加えて学生も多い。「学生が過ごせる場所を作ろうと手がけたのが地下のフードコート。高校生の方もしょっちゅう集まってくれる」(梶間社長)という。

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