コードバンが「革のダイヤモンド」と呼ばれる理由、希少で手間のかかった“まさに一生もの”自身を格上げしてくれる逸品の魅力とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
オールデン「54321 アルガンコンオックスフォード #8」
一般的なレザーソールよりも柔らかく、履き始めから馴染みは抜群(写真:ラコタ)

木型はモディファイドラストを採用。1930年代に開発されたハンディキャッパー用の木型をタウンシューズ向けに改良したラストです。履き心地のよさを追求したオールデンを代表する木型で、アーチのシェイプは美しく、長時間歩いても疲れにくい設計になっています。

バーウィック「4406 プレーントゥ コードバン」
バーウィック「4406 プレーントゥ コードバン」¥88,000(写真:バーウィック ジャパン)

続いては1991年にスペインのアルマンサで誕生したバーウィックのシューズです。

バーウィック「4406 プレーントゥ コードバン」
普遍的なプレーントゥデザインと程よく丸みを帯びたシルエットが休日の装いにも最適(写真:バーウィック ジャパン)

素材はイタリア・ロカド社のシェルコードバンを採用しており、タンニン鞣しで製造される同社のコードバンは特有のハリがありつつもなめらかな質感で経年変化を味わえる魅力があります。木型はつま先の厚さを抑え、幅にゆとりを持たせたラウンドシルエットを採用。それによりプレーントゥのスタイルにマッチするいい塩梅のカジュアルさを表現しています。

ソールには1892年にフランスで設立されたバスタン社のレザーソールをセレクト。8カ月もの時間をかけて仕上げられたレザーソールは耐久性、快適性の両立を叶えてくれます。本作のカラーバリエーションは5点で、ベーシックなブラック、ブラウン、バーガンディのほか、コードバンでは珍しいヴィンテージライクな色調のグリーンとネイビーもラインナップされています。

経年変化をすぐそばで感じたいならウォレットで

次は「財布」です。1品目は日本が誇るモノ作りの伝統と経験を宿らせる革製品の雄、ガンゾからのご紹介です。

ガンゾ「コードバンアールシー ラウンドファスナー長財布」
ガンゾ「コードバンアールシー ラウンドファスナー長財布」¥110,000(写真:ガンゾ)

素材はイタリアのロカド社が手がける透明感と独特の艶を持つコードバンを贅沢に使用し、ガンゾの誇る熟練職人によってこだわり抜かれた質実剛健な作りが特徴。内装には姫路の老舗タンナーである山陽社にて混合鞣しで作ったオリジナルの牛革を同色で採用しており、内外で異なるエイジングを楽しむことができます。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事