小田急下北沢駅、地下化後も不変?「サブカル感」 きれいになった駅にも残る「シモキタらしさ」

小田急電鉄の下北沢駅東口。高架は京王電鉄井の頭線。駅名看板より大きい「小田急線専用改札口」の文字が目立っている(記者撮影)
小田急電鉄小田原線の快速急行で新宿駅から2つ目、乗車約7分で着く下北沢駅の周辺にはかつて「開かずの踏切」があった。個性的なファッションや音楽など、サブカルチャーの発信地として知られてきた「シモキタ」の雑多な街を代表する駅前風景だった。
2013年3月、東京都を事業主体とする連続立体交差事業で小田原線が地下化されると、電車が走ることはなくなり、地上ホームとともに踏切は姿を消した。が、10年以上が経過した今でも、駅東口に立てば、まだその風景を思い浮かべることができる人は多いのではないだろうか。
京王井の頭線との乗換駅
渋谷と吉祥寺を結ぶ京王電鉄井の頭線との乗換駅としての一面もある。地下化された小田急線に対し、京王井の頭線はもともと高架を走る。井の頭線では渋谷駅から急行で1つ目、乗車時間は約3分。下北沢は新宿と渋谷を起点とする2つの私鉄路線の文化が交差する地点といえる。
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