暴言・課金・けんか…子どものゲーム問題どう解決?「やめなさい」は逆効果な訳 必要なのは感情を否定しない「対処スキル」
また、「怒ってはいけない」という言葉は、「怒りという感情そのものを抱いてはいけない」という誤ったメッセージとして受け取られてしまうこともあるため、感情を否定するのではなく、適切な対処方法を身につけていくことが重要です。
ガチャ課金も同様に、レアなアイテムが当たるかもしれないという期待感や、ギャンブル的な「もう一度引けば当たるかも」という心理が強く働きます。このため、「もうやめなさい」という指示だけでは子どもの気持ちは収まらず、再びガチャを引いてしまうことも。
叱責を重ねるだけで問題が解決されないと、次第に「どうせ自分にはやめられない」などと子どもが自信を失っていくことにつながってしまいます。
トラブルを予防するために家庭や学校でできること
思春期の子どもは、脳の発達の影響もあり、感情や衝動のコントロールが難しい時期です。刺激の強いゲームやガチャに抗うのは大人でも難しい場合があります。だからこそ、子ども任せにせず、家庭や学校で丁寧に関わることが大切です。
ポイントは、ゲームに対する欲求や怒りといった感情そのものを否定するのではなく、それらへの対処スキルを育てていくことです。具体的には以下のようなアプローチが考えられます。


















