箱田:北朝鮮は2023年末から、韓国を同じ民族ではなく敵だと言い切り、祖国統一の放棄を強調していますが、これらの動きとも関係があると思いますか。
坂井:一連の韓国を突き放す動きが背景にあるとの指摘もありますが、私は直接には関係しないと見ています。
その理由は、そうした対韓路線が打ち出された後であっても、「非常戒厳」宣布以前には、北朝鮮の報道機関が韓国国内での尹政権批判の動向を、盛んに紹介していたからです。
今回の韓国の事態を抑制的に報じる姿勢は、韓国政局への影響を配慮した上での、いわば戦術的な判断に基づくと考えるべきではないでしょうか。
尹氏の「自爆」に手放しで喜べない北
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