有料会員限定
地方銀行がピンチ、金利復活で個人預金が大流出。そこかしこで顕在化するマイナス金利時代の「ひずみ」、39行が有価証券評価損に
✎ 1
✎ 2
理由は明確だ。小規模の銀行では、貸し出しの固定割合が多いなど金利上昇の恩恵を受けづらい収益構造になっている傾向が強いばかりか、金利上昇がむしろ「逆風」になりかねないと市場が見ているからだ。
栃木銀行ショック――。同行が発表した2月26日の決算修正に、多くの銀行関係者が驚愕した。従来予想は連結最終損益を36億円の黒字としていたが、これを223億円の赤字に修正。銀行にとって追い風となるはずの金利上昇局面で、リーマンショック時(2009年3月期)の赤字額129億円を超える過去最悪の決算となる。
この記事は有料会員限定です。
(残り 2051文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら