どちらの言い分が通っても、負けた側が抗告すれば東京高裁で再び審理される。どのような司法判断が下されるかが、今後の展開を左右する。ニデックのTOBに成立下限の50%以上の応募があると仮定しよう。対抗策が差し止められると、期間満了とともに牧野フライスの買収は事実上成立する。
ただ対抗策が認められれば、ニデックは難しい判断を迫られる。5月21日に予定通りTOBを終えた場合、争いの舞台は牧野フライスの株主総会へと移る。発動を否決させるよう、多数派工作が必要になる。
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