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牧野フライス社長が激白60分「ニデックのTOB強行は遺憾」「当社の機械は安くない」「買収提案を待っている」、ニデックへの反発心あらわに

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――ニデックから買収提案を受けたことは、事業に何か影響を及ぼしましたか。

例えば、中国金型工業協会は「牧野フライスが独立性を失った場合、私たちはサプライチェーンの再考を迫られる」という旨の懸念を表明した。実際、保留になっている取引もある。(ニデックによるTOBの成否が決まるまで)顧客の方が止めている。

一方で、社員にはむしろ気合いが入ったようだ。「牧野フライスのブランドは大切だ」と大勢の顧客から声をかけてもらい、なぜそう言ってもらえるのかを改めて考えさせられた。ブランドを守るためにがんばろう、という雰囲気になっている。

――ニデックは2月12日、浙江省金型協会を訪問し、TOBへの理解を得た旨を公表しています。

中国金型工業協会は「ニデックが面会したのは私たちではない」との声明を発表している。同協会は現地政府の商務部とも繋がる最上位団体で、下部組織として12か13の支部がある。しかし浙江省金型協会は、このメンバーに入っていない。

商売の性質が違う

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