スーツに不適切?は古い、ビジネス「バックパック」の進化が止まらない“装いにもアクティブなポイントを作る”と差がつく

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また背面には、出張や旅行に役立つセットアップベルトを搭載。スーツケースのプルドライブハンドルに固定することで、走行時のバッグのふらつきを防ぎ、快適な移動をサポートします。

「スターフライヤー」とのコラボモデル

ドイツ語で“太陽”を意味する日本生まれのライフスタイルブランド「SONNE(ゾンネ)」。ドイツの質実剛健なモノづくりにインスパイアを受け、シンプルながらクオリティの高いプロダクトを生み出しています。今回紹介するのは、航空会社「スターフライヤー」とのコラボレーションモデルです。

ゾンネ「スターフライヤー バックパック」
ゾンネ「スターフライヤー バックパック」¥29,700、サイズ横31×縦40×マチ12cm(写真:ウエニ貿易)

機体や座席シートをブラックで統一し、スマートラグジュアリーを掲げるスターフライヤーらしいオールブラックで仕上げられたスタイリッシュな外観は大人の所有欲を掻き立てること必至。また前面上部には上質な最新機体シートの素材を使用した特別仕様となっています。

ゾンネ「スターフライヤー バックパック」
メインの荷室は大きく開閉することができ、中のメッシュで仕切られたスペースは出張時などの衣類収納にも便利(写真:ウエニ貿易)

収納力に長けたメインコンパートメントのほか、15インチまで対応するPCスリーブや使い勝手に優れたフロントの大小ジップポケットなど日常だけでなく、機内持ち込みサイズとして盤石の収納能力を備えています。

さらにはファスナーによりマチ幅を10cmも広げることができるエキスパンダブル仕様を採用しており、荷物が増えた際にも柔軟に対応することが可能。スーツケースやボストンバッグがなくとも1泊2日程度の出張であれば快適に過ごすことができます。収納性と拡張性を兼ね備えた、出張の多いビジネスパーソンに最適なバックパックなのではないでしょうか。

NGとされてきたものを簡単に許容できないというのは個人でも社会でも同じこと。ただ社会はだいぶ変わってきました。個々のスタイルへの許容は広くなってきましたし、今回挙げたアイテムなどは大人がすんなりと持ち運びできるようなスマートさを持ち合わせているため、挑戦するならまさに今。もちろん、バックパックをすでに使っている人にとっても、より進化を感じてもらえるタイミングになっているかと思います。

ただ1つだけアドバイスをするのであれば、できればバックパックを持つ際には装いにも少しだけアクティブなポイントを作ってあげるようにしてください。ジャケットやシャツの素材感だけでも構いません。それだけでバックパックがすんなりと現代的なビジネススタイルへと導いてくれるはずです。

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小林 大甫 エディター・ライター・ディレクター

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こばやし だいすけ / Daisuke Kobayashi

1987年生まれ。神奈川県出身。アパレルから出版社を経て2017年に独立し、メンズファッション誌の編集・執筆を主軸に活動。最近では雑誌やWEBのほか、企業やブランドのイメージビジュアルなどのディレクションも手がける。

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