M4搭載MacBook Airは春の新生活に最適な1台 新色スカイブルーの実機をレビュー
さらに、M2世代になって、現行モデルまで続く、ファンレスデザインにマッチしたフラットで薄いボディデザインを手に入れた。翌2023年には軽くて薄いのに大画面を持つ15インチモデルも登場。2ラインとなり、M3、M4とアップデートを続けることになる。
上位に、MacBook Proというさらなるハイパワーモデルがあるが、ほとんどの人にとって十二分以上の性能を持つのに、軽くて、薄くて、リーズナブルなのがMacBook Air(M4)の魅力だ。

大学生であれば、理系でよほど重い演算を行う研究をするなどでなければMacBook Airで事足りるだろう。ことに昨年11月に値段をそのままでメモリを2倍にするアップデートがあってからはよりその傾向が強くなっている。最小構成のメモリを16GBにしたこの変更は、Apple Intelligence対応のためと思われるが、多くの人にとって安心感を増す変更となったことだろう。
チップセット性能も順当に進化
昨年モデルのMacBook Air(M3)と比較すると、Geekbench 6 Proの結果はご覧の通り。
シングルコアのCPU性能は14%、マルチコアは13%向上している。また、GPUのメタルスコアは8%の向上となっている。これまでの性能向上率からすると、少し落ち着いてきたかもしれない。
対して、Geekbench AIでは、単精度で13%、半精度で16%、量子化でなんと45%の性能向上をみている。Apple Intelligenceがローカルで生成AIを動作させる際には、この量子化の性能が大きく影響すると言われているから、アップルはApple IntelligenceにフォーカスしてMシリーズチップの性能向上を図っているのかもしれない。


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