M4搭載MacBook Airは春の新生活に最適な1台 新色スカイブルーの実機をレビュー

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
2/5PAGES

さらに、M2世代になって、現行モデルまで続く、ファンレスデザインにマッチしたフラットで薄いボディデザインを手に入れた。翌2023年には軽くて薄いのに大画面を持つ15インチモデルも登場。2ラインとなり、M3、M4とアップデートを続けることになる。

上位に、MacBook Proというさらなるハイパワーモデルがあるが、ほとんどの人にとって十二分以上の性能を持つのに、軽くて、薄くて、リーズナブルなのがMacBook Air(M4)の魅力だ。

MacBook Air(M4)
試用機は、MacBook Air(M4)13インチ、10コアCPU、10コアGPU、16GBメモリ、1TBストレージで、22万4800円のモデル(写真:筆者撮影)

大学生であれば、理系でよほど重い演算を行う研究をするなどでなければMacBook Airで事足りるだろう。ことに昨年11月に値段をそのままでメモリを2倍にするアップデートがあってからはよりその傾向が強くなっている。最小構成のメモリを16GBにしたこの変更は、Apple Intelligence対応のためと思われるが、多くの人にとって安心感を増す変更となったことだろう。

チップセット性能も順当に進化

昨年モデルのMacBook Air(M3)と比較すると、Geekbench 6 Proの結果はご覧の通り。

シングルコアのCPU性能は14%、マルチコアは13%向上している。また、GPUのメタルスコアは8%の向上となっている。これまでの性能向上率からすると、少し落ち着いてきたかもしれない。

対して、Geekbench AIでは、単精度で13%、半精度で16%、量子化でなんと45%の性能向上をみている。Apple Intelligenceがローカルで生成AIを動作させる際には、この量子化の性能が大きく影響すると言われているから、アップルはApple IntelligenceにフォーカスしてMシリーズチップの性能向上を図っているのかもしれない。

MacBook Air(M3)と(M4)の比較。着実な進化ではあるが、圧倒的ではない。ただし、3Dグラフィックを多用するゲームなどをするなら、専用回路が用意されたのでM4の方がお勧め(グラフ:筆者作成)
MacBook Air(M3)と(M4)の比較
M4世代の方がApple Intelligenceに強くフォーカスしている。アップルが大きく注力していることを考えると、新機能に対応したM4の方が将来も長く使えるだろう(グラフ:筆者作成)
3/5PAGES
4/5PAGES
5/5PAGES
村上 タクタ 編集者・ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事