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フィリピンに渡った「丸ノ内線車両」の意外な役目 現役当時そのまま、2両の「02系」今どこにある?

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  • 高木 聡 アジアン鉄道ライター
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これまでテレビのドキュメンタリー番組でしか見たことのなかった運転士の仕事ぶりを実際に見ることができたのはもちろん、牛田氏に直接会えたことが嬉しかったという。

その牛田氏は、「対外的なプログラムではあるが、実は弊社社員に対してもいい影響を与えている」とこの訪日研修について語る。現場業務に携わる人々にとって、自分たちがごく当たり前に行っている業務を海外の関係者に賞賛、評価されることは、自身の「仕事の意義」について再認識する場となるからだ。

東京メトロの牛田氏(右)から研修の修了証を受け取るカール君(写真:東京地下鉄)

日本の鉄道事業者も海外交流は不可欠だ

現在、東京メトロの乗務管区などの現業職場には「多言語検討委員」と呼ばれる、語学堪能な社員による自発的な組織があるという。

もともとは外国人利用者に対する案内や放送などを考えて、各乗務員に周知して実施するものだったが、このように海外からの視察が来る際、訪問者の国の言語でウェルカムボードを作ったり、英語での職場紹介や資料を作ったりもするほか、自分たちの仕事をどのように海外に発信するか考え、英語でプレゼンをすることもあるという。

「TMAの付帯的な効果として、海外の研修事業をやりながら、実は社内で幅広い視野を持つ人材育成にも役立っているという点が、私としては非常に嬉しく思っている」と牛田氏は語る。

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