フィリピンに渡った「丸ノ内線車両」の意外な役目 現役当時そのまま、2両の「02系」今どこにある?
初年度は「オペレーション&メンテナンスの概要」といったテーマで1回開催。2024年度はこれに加えて「都市鉄道の運転スケジュールの計画と改善」「自然災害対策」のテーマで計3回開催した。座学と現場の視察からなる3日間、または5日間のプログラムだ。座学では本社のみならず、新木場の総合研修訓練センターも使われている。ただ、現場のキャパシティもあり、定員は最大10人程度だ。

前出のカール君が参加したのは、2024年11月に3日間の日程で開講された「都市鉄道の運転スケジュールの計画と改善」だ。この回は定員10人に対し6人が参加したが、実は全員FEATI大学の学生及び教員だった。
訪日研修は費用などの面から、会社単位などでの研修でなければなかなか参加が難しい部分がある。しかし、同大学は渡航費、プログラム参加費を全額大学で負担しており、教員だけでなく、学生に意志があり選抜されれば参加できる。ちなみに、ほかの回ではFEATI大学のほか、
「社員の視野を広げる」メリット
カール君は研修での現場視察で、運転士の仕業前点呼の見学や、運転台に乗車する列車添乗、また南砂町の大規模改良工事現場を訪問。最終日は、新木場の総合研修訓練センターで運転シミュレーターを体験し、修了式を迎えた。

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