大谷選手と契約「お~いお茶」アメリカ進出へ本気 すでに大谷効果、ベッツ選手「ぼくも飲んでみようかな」

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大谷翔平選手とのタイアップで日米でさらなる緑茶の浸透に力を入れる伊藤園(筆者撮影)

年間販売数8000万ケース超(※)を誇る圧倒的な茶系飲料ブランドである「お~いお茶」(伊藤園)。昨年、MLB(アメリカ大リーグ)ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手とグローバルアンバサダー契約を締結し、さらに今年はMLBやドジャースともパートナーシップ契約を結んだ。

※)調査会社・飲料総研の調べ

実は大谷選手は日本でプレーしていたときから「お~いお茶」を愛飲していたとのこと。相次ぐ大型契約に至ったバックストーリーをお届けする。

今年から広告訴求を拡大したい

「昨年の大谷選手とのグローバル契約締結は4月30日。すでにシーズン中で広告展開も限られていました。公式戦終了後のシーズンオフにユニフォーム姿で撮影もできたので、今年からはさらに訴求を拡大していきたいと思います」

伊藤園・緑茶ブランドグループの安田哲也ブランドマネジャー(マーケティング本部副本部長も兼任)はこう明かす。

2015年からブランドマネジャーを務める安田氏に、大谷選手との契約経緯を聞いてみた。

「日本時代から『お~いお茶』を愛飲されていた情報をもとに交渉したのがきっかけで、ご快諾いただきました。大谷選手がグローバルアンバサダーになって以降、MLBやドジャースとの縁ができ、若い世代の関心も高まったのを感じます」(安田氏)

さまざまな派生商品を展開しているが、大谷選手が好むのは「お~いお茶 緑茶」だという。外食もほとんどせずに睡眠時間を確保して試合に臨む姿勢は、健康志向の愛飲者が多いブランドにとって最適な人物だろう。

伊藤園 大谷翔平
昨年から展開されていた「お~いお茶」の広告(©伊藤園)
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