混乱の国「ジョージア」で力強く舞う芸術家たち 映画『蝶の渡り』

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映画『蝶の渡り』のワンシーン
映画『蝶の渡り』/監督:ナナ・ジョルジャゼ/出演:ラティ・エラゼ、タマル・タバタゼ、ナティア・ニコライシュヴィリ/1月24日(金)から新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開(©STUDIO-99)

8000年以上の歴史を持つ世界最古のワインの名産地として知られているジョージア(旧グルジア)。もともと東西文化をつなげるシルクロードの中継地点だったこともあり、文化的にも独自の発展を遂げてきた。

2023年に逝去した世界的巨匠オタール・イオセリアーニを生んだ国であり、注目のジョージアの映画。本作のメガホンをとったナナ・ジョルジャゼも、ジョージアを代表する映画監督の一人だ。

そんな彼女の最新作は、激動の時代を生き抜いてきた芸術家たちの姿を、ジョージアの近現代史を交えて軽やかに描き出した人間賛歌である。

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