「今年こそ投資を始めたい」人に伝える大切なこと 初心者の「8つの不安・疑問」をプロが解説:後編

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A:投資先として米国株(米国企業)は外せません。(1)米国のみ、(2)世界分散(新興国を含む)、(3)先進国分散、これらに投資する投資信託が鉄板の選択肢になります。

たとえば、米国のみだと、「S&P500」という米国のエース級企業500社に投資できる投資信託が最もポピュラーです。

コスト意識も持ちましょう。多くの運用会社がS&P500に連動する投資信託を出していますが、保有期間中にかかるコスト(=信託報酬)ができるだけ低い銘柄を選んでください。かつ、規模(=純資産総額)ができるだけ大きな銘柄を選びましょう。

「外国への投資」をためらう人に知ってほしいこと

Q:外国への投資とか言われても、危険な匂いがします。

A:なぜ外国への投資を危険と感じるのでしょうか。はっきりと理由が言えますか? 「なんとなく危険な臭いがする」というレベルではないでしょうか。

日本人が大好きなiPhoneは、アップルが販売しています。iPhoneでなければ、Androidでしょう。Android OSはグーグルが作りました。

アマゾンで買い物をしませんか? そのとき、ビザカードかマスターカードを決済に使いませんか?

会社のPCはWindowsでしょう。WordやExcelを使っているはずです。これらはマイクロソフトの製品です。

ランチでマクドナルドに行きませんか。コカ・コーラを飲みませんか。週末にコストコで買い物をしませんか。

もうお気づきだとは思いますが、これらはすべて米国企業です。これら企業に何か危険な要素はありますか? 企業の規模としても、ブランド力としても、世界シェアとしても、稼ぐ力としても、日本企業よりずっと強力です。

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