5年で時価総額1兆円へ
――2014年にパーソナルAIを開発するために起業。およそ10年でIPOを果たしました。
米倉:僕がやりたいことは、人の意識をデジタル化すること、そしてデジタルクローンをつくること。この目標は創業時からまったく変わっていません。この目標達成のためには、まだ全体の2割にも至っていないと思いながら日々を積み重ねています。
IPOにはいろいろな意味がありますが、まずは僕らを最初に支えてくださったベンチャーキャピタルがエグジットできる機会をつくるということが1つ。また、オルツのような難解なことをやっているディープテック企業でも上場できるということを示すことも大切だと思っています。
――上場によって経営のスピードはギアチェンジしますか。
米倉:これから5年で時価総額1兆円に持っていきたいと思っています。日本のAIベンチャーは、世界の名だたるAI企業と比べると規模が小さすぎる。その格差は本当に大きいので、まずはその差を埋めていくようにしたい。日本のAI企業としてオルツが最初の1兆円企業になりたいと思っています。
これまでのペースのままでは、そこには至れません。かなり速度を上げていく必要があると思っています。
新たな太い幹を作っていく
――「AI GIJIROKU」をはじめとする企業向けの各種プロダクトがあります。この顧客数を増やしていくことで成長するイメージでしょうか。
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