「EV買う人=環境のためにお金を払う人」なのか? ガソリン、HEV、PHEV…種別ごとの意識を調査

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これは、テスラを「環境に優しいクルマ」として捉えているのではなく、さまざまな先進性やクルマの新たな在り方を提示するテスラのモノづくりに惹かれ、購入している人が多いことを表しているといえるだろう。

続いては、登録車(普通車)と軽自動車でわけた結果も見てみよう。

結果は普通車購入者のほうが軽自動車購入者より、「環境保全のためにコストを支払ってもよい」と考える人が多かった。軽自動車購入者のほうが価格に敏感であり、余分なコストを支払うことへの抵抗が強いためと読み取れる。

性別や年代で差はあるのか?

ここからは購入者の属性を切り口に見てみよう。まず、男女差はほとんどない。男性のほうが「あてはまる」の割合はやや高いが、「ややあてはまる」は女性のほうがその分多く、「あてはまる+ややあてはまる」で見ればほとんど差はない。

クルマという商品に対するコスト意識に、「男女差があるのでは」と思っていた筆者には意外な結果であった。

年代別での分布も見てみよう。もっとも環境への意識が高いのは、20代だ。「あてはまる」は2割に迫るほどで、そこから30代、40代……と、年代が上がるごとに下がっていく。

一方「ややあてはまる」は、20~50代で40%前後と大きく変わらず、60代以上だけが50%を超えている。結果、「あてはまる+ややあてはまる」で見ると、20~50代は、年代ごとに下がる一方で、60代以上で再び上昇に転じるものとなった。

とはいえ、「あてはまる+ややあてはまる」がもっとも低い40代でも45%を超えており、30~50代の環境意識が低いというわけではない。

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