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トランプ政権の人事手法に早くも見えた「独裁傾向」 崩れる三権分立、議会承認をすっとばす計画

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トランプ政権の2期目は1期目以上に過激になるのだろうか。

(写真:Eric Lee/The New York Times)

アメリカの次期大統領ドナルド・トランプが、政権の要職に指名した候補者を審査する役割を共和党の上院議員に放棄するよう要求したことは、早くもトランプ政権の2期目が1期目以上に過激になるかどうかの試金石となっている。

大統領選挙に勝利した週末、トランプはソーシャルメディア上で、議会休会の呼びかけに前向きな新しい上院院内総務を選出するよう共和党に要求した。

休会中に自身が一方的に人事を行い、上院の承認手続きを回避できるようにするためだ。トランプの協力者たちは即座にこの考えに賛同し、黙って従うよう共和党議員への圧力を強めた。

前代未聞の「憲法規範」違反

抑制と均衡(三権分立)を弱め、通常は立法府に属する権力の一部を自分のものにしようというこの要求により、トランプの権威主義的な衝動が浮き彫りとなった。

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