トランプ政権の2期目は1期目以上に過激になるのだろうか。
アメリカの次期大統領ドナルド・トランプが、政権の要職に指名した候補者を審査する役割を共和党の上院議員に放棄するよう要求したことは、早くもトランプ政権の2期目が1期目以上に過激になるかどうかの試金石となっている。
大統領選挙に勝利した週末、トランプはソーシャルメディア上で、議会休会の呼びかけに前向きな新しい上院院内総務を選出するよう共和党に要求した。
休会中に自身が一方的に人事を行い、上院の承認手続きを回避できるようにするためだ。トランプの協力者たちは即座にこの考えに賛同し、黙って従うよう共和党議員への圧力を強めた。
前代未聞の「憲法規範」違反
抑制と均衡(三権分立)を弱め、通常は立法府に属する権力の一部を自分のものにしようというこの要求により、トランプの権威主義的な衝動が浮き彫りとなった。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事