ハワイ「ABCストア」誕生の裏にある日系人の物語 日焼けのキティちゃんなどグッズが人気に
「祖母は礼儀作法を教え、欲張っちゃいけないと教えてくれた。お金はとても大切だけど、崇拝してはいけないと教えてくれた。それから、僕は彼女のために芝を刈ったり植物に水をやったりした。彼女が茶碗蒸しみたいな日本食を作ってくれた。それが僕のご褒美だった。これが本当に美味しいんだ」
ビジネスの経験を蓄える
高校卒業後、ポールさんはアメリカのミシガン大学でエンジニアリングを学んだ後、父親に説得され小売業の世界に入ることを決心する。アメリカ本土のスーパーマーケットチェーンに勤めた後、家業を引き継ぐため、ABCストアで店長やバイヤー、マネージャーなどさまざまな部署に勤務し、ビジネスの経験を蓄えていった。
時代やマーケットの変化に合わせ、新たな商品、新たな業態の開発に挑戦し続けながらも、ベースには祖父母や両親から受け継いだ、多様なルーツをもつ人々との「助け合い」と「ハワイへの貢献」を目的に据えた経営哲学があり、ポールさんの支えになったという。
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