50代夫婦の「3カ月プチ別居」が迎えた意外な結末 【後編】人生初めての一人暮らしで得た気づき

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せっかく海のそばに3カ月住めるのだからと、引っ越してほどなく、逗子の隣、葉山にあるアウトドアフィットネスに入会。SUPやアウトリガーカヌーなど海のプログラムや、ハイキングやヨガなど、自然の中で体を動かすプログラムがたくさんあるフィットネスでした。

ここに通い始めたことで知り合いができ、心身共に健やかさを取り戻すことができました。それまでと変わらず仕事も継続できていたので、収入面でも困ることもありませんでした。

それまでとほとんど変わらない仕事時間を確保しながら、それまで家事をしていた時間を海や山でのフィットネスに使えるようになり、毎日がとても楽しく充実していました。

プチ別居生活を満喫する筆者(写真:筆者提供)

家族のようすは?

家族のほうは、すでに子どもたちが大学生になっていたこともあり、自分の家事は自分でやるというルールで回っていたようです。

さすがに3カ月となると、洗濯物や使ったお皿を溜めたままではいられないし、外食ばかりでは飽きがきます。

母がいると何となく「やってくれるもの」と思ってしまう家事でも、思い切って母が抜ければ「男3人のシェアハウス生活」として成り立つようになるのは発見でした。

また3カ月間、お互いまったく会わなかったわけではなく、行き来する機会もありました。そこで、プチ別居生活がお互いうまくいっていることを確認できたことは安心感につながりました。

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