平手友梨奈「事務所社長から拘束」プロモの危うさ 移籍の布石?も、得策とは言いにくそうな理由

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斜め下を見つめる平手さんは、舌を出しており、千木良氏のX投稿とは、同じシチュエーションながら、別ショットである。

(写真:平手友梨奈さんのインスタグラムより)

そして8月28日には、平手さんのXに1枚の写真が投稿された。そこには、ベルトが結ばれている1脚のいすが写る。この写真だけを見れば、何のことやらといった印象だが、これまでの経緯と照らせば、対をなすようなものと思える。

(写真:平手友梨奈さんのXより)

インスタもXも、文章なしの写真単体で投稿された。しかしNAECOを離れてから、初となるSNS投稿とあって、「拘束から解き放たれた」と考えるファンの期待は高まっている。しかしながら8月30日午前時点で、クラウドナイン社の公式サイトには、平手さんが所属したとの情報は載っていない。

ここまで触れてきた経緯からすると、千木良氏と平手さん、どちらのXポストも「事務所移籍の匂わせ投稿」と考えられる。こうした「匂わせ」を駆使したプロモーションは、情報を小出しにするティザー広告の一環として、しばしば見られるものだ。しかし、今回については、あまり得策ではないと考える。

まずは文面から考えたい。千木良氏の投稿は「待ち合わせの10分前に必ずいる」「他人を大切に出来る子」と持ち上げつつも、「ドタキャンされたら困る」ため拘束したとしている。これまで一部週刊誌などの報道では、平手さんに遅刻やドタキャンといった傾向があると伝えられていた。

それを真っ向から否定する内容であるが、これによりプライドを傷つけられた各メディアが、さらなるスキャンダルを暴こうとする可能性もある。リスクを負ってまで、わざわざにケンカを売る必要があったのか、というのが、第一の疑問だ。

ネタ画像だとしても「不謹慎」指摘の恐れアリ

続く疑問が、「拘束」という表現だ。事務所社長の発言とあって、(あくまで所属発表前にせよ)タレントを「所有物」と扱っているのではないか、といった懸念が出てくる可能性はある。芸能ビジネスをめぐる、人々の目はここ数年で、極めて厳しくなっている。

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