JRの架線切断が再発するかもしれない理由

京浜東北線と同じトラブルが山手線でも!?

架線が切れたJR京浜東北線の横浜―桜木町間に停車したままの車両(写真:共同通信)

8月4日午後7時10分に横浜市内で起きた京浜東北線の架線切断トラブル。復旧作業に6時間かかり、運転再開は翌5日午前1時を過ぎた。この日は横浜市のみなとみらい地区で花火大会が行われていたこともあり、花火の見物客など約35万人に影響を与えた。

JR東日本によれば、トラブルの原因は「エアセクション」と呼ばれる場所に車両が停車したためだという。

停車してはいけない場所だった

エアセクションとは、架線を電気的に区分するために設ける箇所である。異なる変電所の切れ目に設置され、この場所ではそれぞれの変電所から送られる架線2組が並ぶことになる。

理論上はすべてのセクションを電気的に結んでしまうことも可能だが、もし事故が発生すると、結ばれたすべての区間が停電になってしまう。また、結んだ範囲のどこで事故が起きたか判別できなくなり、事故地点を見つけるのに時間がかかる、というデメリットがある。こうした理由で設けられたエアセクションは首都圏に約900カ所存在する。

エアセクションは本来、停車してはいけない場所である。通過するだけなら問題ないが、停車するとパンタグラフによって2組の架線が短絡され、発熱・断線する場合がある。

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