いかがでしょうか?結局、勉強がつらいからといって勉強以外の娯楽を楽しもうとしても、楽しめない場合が多いのです。
受験生には「受験勉強」という目的がある以上、その目的から外れたことをしたとしても、楽しいとは感じられなくなります。
勉強の息抜きでテレビゲームで遊んでも、喉に小骨が刺さっているかのように、どこか気分が晴れず、遊びも楽しみ切れないものです。「やるべきことから逃げている感覚」があり、結局リフレッシュすることができません。
さらに、一度スイッチが切れると、そのままズルズルと滑り落ちていくかのように勉強計画も崩れていきます。勉強と逃げずに向き合ったほうが、結果的にいちばんつらくないのかもしれません。
「それでも、ずっと集中はできない」と感じた場合は、どうすればいいのでしょうか。それは、「息抜きになる勉強」を開発するしか方法はありません。
漫画を読んだり「ながら勉強」してみる
勉強になる漫画を読んでみるという方法が『ドラゴン桜2』では紹介されていましたが、これは確かに有効な手段の1つでしょう。世界史や日本史の漫画以外にも、SFの漫画を読んで現代文で登場する知識が得られることもありますし、経済・金融系の漫画で社会を学ぶのもいいでしょう。漫画だけでなく、アニメや小説でも問題ありません。
ちなみに僕が受験生のときには、『PSYCHO-PASS』というアニメを見て、敵役が引用している哲学者の言葉を調べて勉強していた記憶があります。より勉強とつなげるという意味では、例えば「現代文で出題された文章が面白かったから、引用元の本を買って全部読んだ」という受験生も多くいます。
本や漫画を読むのとは違うやり方としては、「ながら勉強」もいいかもしれません。アニメやテレビ・YouTubeを見ながら勉強するという手法です。普通に勉強するよりも効率は下がるのでよくないと思われがちですが、例えばまとめノート作りや単語カード作りなど、あまり脳を使わないでできる作業のような勉強もありますよね。そういう勉強に関しては、息抜きとして、何かをしながら勉強してもいいでしょう。
このほかにも、いろんな方法が考えられます。英語版で映画を見て英語リスニングの勉強をするとか、友達と一緒に問題を出し合って勉強する、YouTubeの勉強系の動画を視聴するなど、方法は無限に考えられます。
「息抜き」=「遊び」と捉えるのではなく、「息抜きのための勉強」を探して実行するのです。そうすれば、目が開いている間はずっと勉強していることになって、スイッチが切れず、ずっと受験に向けたマラソンを走り続けることができるようになります。ぜひ試してみてください。
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