米ブリストル・マイヤーズ、新薬の積極投入で「日本で上位20位入り目指す」
米大手製薬ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)のランベルト・アンドレオッティ最高経営責任者(CEO)は9月26日、東京都内での記者会見で、日本市場に新薬を積極的に投入していく方針を明らかにした。
同氏によれば、新しい作用メカニズムの抗凝固薬アピキサバンのほか、糖尿病薬サクサグリプチン、肝細胞がん治療薬ブリバニブ、C型肝炎治療薬などを今後、数年内に日本市場に投入。合わせて150人以上のMR(医薬情報担当者)を新たに採用する。新薬投入により「2015年までに日本市場で上位20社入りをめざす」(アンドレオッティCEO)としている。
BMS社では全売上高の3分の1以上を占める抗血栓症薬プラビックスの米国特許が2012年に失効する。そのため、新薬開発とともに米国以外の市場開拓が急務になっている。同社では高齢者人口が増え続ける日本を「成長が期待できる市場」(アンドレオッティ氏)と位置づけ、米欧で発売された新薬の投入を急ぐ。
9月21日には小野薬品工業と抗リウマチ薬オレンシアに関して日本での共同開発・販売面での提携契約を締結した。
※写真 初めて来日したランベルト・アンドレオッティCEO
(岡田 広行 =東洋経済オンライン)
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