ついに完結!『二月の勝者』名場面ベスト10は? 過熱する中学受験に投げかけたメッセージとは
目的意識を盛り上げ、やる気を引き出すのも塾の重要な役割です。しかし、親や塾の先生がけしかけても子どものやる気スイッチはなかなか入りません。12歳の子どもにとってやる気スイッチが入るいちばんのきっかけは、実は友達の存在なのです。塾で机を並べて切磋琢磨するなかで、「自分ももっと頑張ろう」という欲が湧いてきます。これこそが、同じ目標をもつ子どもが集まる集団塾に通う最大のメリットだといっていいでしょう。
第7位
「泣きそうな顔をして、何度も何度も不安げに振り返る、そんなあの子はもういない」ー『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 』第16集第137講より。
何度もあきらめそうになりながら、とうとう柴田まるみは、2月1日の朝、女子学院の入試会場にたどりついた。母親は「こんなすごい大冒険に連れてきてくれてありがとう。そんなあなたを誇りに思う」とまるみを見送る。その背中に、ランドセルを背負ったまるみを重ねる。「いつも学校に送っていくと、『まだ行かないで』とばかりに何度も振り返ってたあの子」。まるみは誰の手も借りず、1人で戦いに挑む。
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