厳選!長距離普通列車の旅を盛り上げる8曲 ミュージシャンとゆく「聴き鉄」紀行

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もう1つの大きな変化は、新たな音楽サービスの登場だ。5月末~7月にかけて「AWA」「LINE MUSIC」「APPLE MUSIC」の3つの定額制音楽配信サービスが登場した。全世界的な流れとなっている定額制の音楽配信サービスが日本でもようやく一般的に認知され定着される段階に入ったといっていいだろう。

音楽を「所有して聴く」という考え方から「アクセスして聴く」という考え方への変化は、大量の楽曲をストックした音楽プレイヤーを持ち出すという従来の「聴き鉄」旅の前提を根本から変える大革命である。

利用料金は、月額数百円~千円前後の定額が発生する。しかしアルバム1枚分をダウンロード購入するよりも安い金額で数千万曲という膨大な音楽にアクセスでき、未知なる楽曲と出会うことができると思えば、メリットは大きい。無料期間中に各サービスの使用感を比べている方も多いのではないだろうか。

定額制音楽配信サービスそれぞれの使用感は?

LINE MUSIC(筆者撮影)

「AWA」はシチュエーション(MOOD)やジャンル(GENRE)ごとのプレイリストが充実していて、おススメを次々に提示してくれる。

例えば「落ち込んでいるときに元気になれる曲」「夏フェス予習用」といった具合に数曲にまとめられているのだ。プレイリストは自分で作成・公開することができる。

インターフェイスもオシャレで使っていて心地よい。一部制限機能付きの「Liteプラン」なら月額360円(税込) だ。

「LINE MUSIC」は邦楽が充実している印象だ。AWA同様国内発のサービスだからか、歌詞が表示されるのがうれしい。気に入った曲をLINEメッセージで共有できるなど、拡散力が強いのが特徴。

3つのサービスのうち唯一学割という料金設定があることから、若年層への訴求を重視していることがうかがえる。20時間再生できるベーシックプランなら月額500円(税込) 。

「APPLE MUSIC」はiPhoneユーザーがiOS8.4へのアップデートとともに利用できるようになった。洋楽のラインナップのほうが豊富に揃っている印象。気に入った曲をオフラインで聴く機能があるのでWi-fi環境下でダウンロードしておき、旅先での通信量を節約する使い方も活用したい。ただし、現在Android用のアプリは準備中とのこと。月額980円(税込)。

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