京阪天満橋直結のランドマーク「OMM」の存在感 アパレルの集積地として建設された巨大ビル

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ビルは京阪本線・中之島線と大阪メトロ谷町線の天満橋駅と地下通路でつながっており、雨に濡れずに移動することができる。地下2階は手軽に利用できる飲食店が軒を連ね、とくにランチタイムには周辺のオフィス街で働く人たちでにぎわう。地下1階にはクリニックや調剤薬局、「マーチャンダイズビル内郵便局」、配送センターがある。

地上2階の展示ホールと会議室は大小さまざまなイベントやビジネスの場に活用される。中・上層階がオフィスで京阪ホールディングス本社は9、10階に入っている。テナントにはやはりアパレル関係が目立つが、行政機関などが近い立地を生かして拠点を構える事業者もあるようだ。

OMM屋上からの眺望 中之島方面
現在は一般開放していない屋上から眺めた中之島方面(記者撮影)

22階は「プレミアムオフィス」。かつては回転展望レストランがあった。現在は一般開放されていない屋上広場の「スカイガーデン」からは、大阪城や中之島が一望できる。

かつての本社ビルが隣接

大川側の展示場棟の東に建つ8階建ての「京阪天満橋ビル」は、OMMの完成より7年さかのぼる1962年の竣工。当時は「新本社ビル」として京阪電気鉄道の本社が置かれていた。いまはホテル京阪や京阪ザ・ストアなどのグループ企業が拠点を置く。

京阪天満橋ビル
かつて京阪電車の本社があった京阪天満橋ビル(記者撮影)
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