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能登半島地震、被災地で見た「地域の足」の現状 各社連携し運行、復興のカギは「現地への関心」

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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一方で北國銀行は、震災前から珠洲市でVisaカードのタッチ決済を推し進め、人口あたりトップの普及率となったことを追い風に、2023年10月に開始したデジタル地域通貨「トチツーカ」のサービスを生かそうとしている。

デジタルポイント「トチポ」のサービスを珠洲市で先行導入していたのに続いて、今年4月には、日本初の預金型ステーブルコイン「トチカ」のサービス提供を石川県全域で開始した。

「震災を機に現金からデジタルへという意識は高まっている。家屋が倒壊しても影響が少ないので、タンス預金から移行するという動きがある」とのことで、ピンチをチャンスに変える動きとして注目したい。

今後の復興を左右するのは…

そして両社がともに取り上げていたのが観光の話題だ。

北國銀行は「金沢や加賀に観光に来てもらうことによる消費や税収などの経済効果が、直接的にも間接的にも能登の復興につながっていくことが大切」と話し、北陸鉄道は「観光産業への支援によって交通需要が増えてくることを期待している」と語っていた。

4月6日に全線復旧を果たしたのと鉄道(筆者撮影)

復興が本格化するのは今後であり、地元のインフラを支える企業はその先まで見通している。その足取りが確実に進むためには、私たちの能登を思う気持ちが大きく関係しているということは言うまでもない。

【写真を見る】能登半島地震、被災地で見た「地域の足」の現状 各社連携し運行、復興のカギは「現地への関心」(9枚)
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