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経営者が社員の"高い給与"を誇れる社会の実現を 取引先を犠牲にした原価低減はもはや限界に

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給与明細書のイメージ画像
(写真:genzoh/PIXTA)

「鉄鋼メーカーとして総合力世界一を目指している。そのために優秀な人材の活躍推進が大事だ。製造業トップクラス、一流の処遇にするので、最大限の力を発揮してほしい」

賃上げの動きが加速している。2024年春闘での経営側の賃上げ回答(定昇込み)は、3月21日までで1万6379円・5.25%(昨年同時期比4825円・1.49ポイント増)となった(連合集計)。組合要求に対する満額回答も多く、要求を超える回答も少なくない。

そんな1社が日本製鉄だ。組合の3万円要求を超える、3万5000円・11.8%増の賃金改定(ベースアップ相当)を打ち出した。三好忠滿執行役員・人事労政部長は、回答に込めた経営の意図を冒頭のように説明した。

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