【配信予定】3月17日(日)
ブランドに傷「トヨタグループ不正続出」の深刻度
トヨタ販売店の信頼を揺るがす1万件の過大請求
「モノが言いづらい」トヨタ自動車1強体制の功罪
専門家が見るトヨタグループ不正の原因と対策①
専門家が見るトヨタグループ不正の原因と対策②
3月18日(月)
<無料>利益4兆円超えのトヨタ自動車 "王座維持"のカギ
トヨタは「絶対に負けられない市場」で勝てるか
安全性や品質の高さに裏打ちされた信頼がブランドの強みであるトヨタ自動車。今、そのトヨタのグループ各社で不正が相次ぐ異例の事態になっている。
傘下のダイハツ工業と日野自動車、トヨタの祖業である豊田自動織機といずれも創業から90年以上の名門で起きた不正だけに、業界内外に与えた衝撃は大きい。
危機を受け、豊田章男トヨタ会長は1月、自らがグループ全体の責任者として改革の旗手になることを宣言。世界でも類を見ない結束力の強さを成長基盤としてきたトヨタグループの立て直しを図る。
一方でトヨタの業績は絶好調だ。虎の子のハイブリッド車は2023年販売台数が過去最高を記録。これまで世界で吹き荒れてきたEV(電気自動車)シフトは欧米などで停滞感が漂い始め、20年代後半から本格的なEV戦略を展開する計画のトヨタにとっては好機だ。
とはいえ、EVやソフトウェアといった先進領域に注力するためにはグループ企業に加え、“同志”である協力企業の存在が不可欠だ。米テスラや中国BYDといった新興勢力の挑戦を受ける中、最強の自動車企業集団の栄華は続いていくのか。試練を迎えるトヨタの現状と課題を追った。
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