実写化「ゴールデンカムイ」驚嘆の感想で溢れる訳 原作漫画ファンも初見の人も圧倒されたこれだけの理由

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映画版の主要キャラクターやストーリーなどについて、原作ファンからも賞賛する声が多数上がっている

SNS上には原作ファンたちが支持する声も多数見られる。原作に遜色ないどころか上回るほどのキャラクターたちの完成度などが賞賛されている。

それらも含め、すべてが原作をリスペクトしつつ、そうでない初見の人にも届く次元まで高められていた。同じ主役、脚本家で大ヒットとなった『キングダム』といい、この制作チームやそこに集ったスタッフの創造性は本当に素晴らしい。

近年、日本のアニメは好調で、それを支えるのはマンガ業界の才能だと思うが、大作マンガを実写にする”変換力”が『るろうに剣心』以降、すさまじく上がっていると思うのは私だけではないはずだ。

実写化の”変換力”はますます上がる

CGなどを含めた技術の向上もあるが、どういう風に実写として表現するのかというノウハウというものが競争の中で高まってきていると感じる。今後もこのようなマンガ原作の素晴らしい実写映画がたくさん出てくるのではないか、新しい時代すら感じさせる。

その意味では、アシリパの下記のセリフは、この原作と今回の映画を象徴するようである。

「アシリパという名は父がつけた『新年』という意味だが『未来』とも解釈できる。わたしは新しい時代のアイヌの女なんだ!」

たちばな やすひと プロデューサー

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Yasuhito Tachibana

1975年愛知県生まれ。東京大学理学部卒。有線ブロードネットワークス(現、USEN)、TBSグループの制作プロダクションであるドリマックス・テレビジョン(TBSスパークルに吸収合併)を経て2018年独立。プロデュースしたドラマは、『全裸監督』(Netflix)、『オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う~』(テレビ東京)、『マリオ~AIのゆくえ~』(NHK BS)など。

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