国際バカロレア200校計画達成の一方、日本でケンブリッジ国際認定校が増加中 費用面を含め負担が大きいIB、断念した学校も

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ケンブリッジ国際カリキュラムは、言うなればイギリスの文部行政の海外版であり、今後A Levelの仕組みが変化する可能性がある。

このように国を基準とした国際プログラムでは、その国の政治、思想などの変化によって影響が生じることがある。しかし、国際プログラムは、世界で同時に学ばれており、世界の最先端の学びがアップデートされる仕組みが準備されている。

技術変化の速い現代において、子どもたちが活躍する未来の変化も速い。国際教育プログラムは、社会変化と世界的に連動し、ICTなどのテクノロジーの変化を取り込みながら学校が進化し続けるようにサポートしている。

国際教育プログラムと学習指導要領がハイブリッドに連動することで、世界と日本を結びつけた学びとなり、結果的に子どもたちの未来を担保できる仕組みになるのではないだろうか。

村田 学(むらた・まなぶ)
国際教育評論家、インターナショナルスクールタイムズ編集長
アメリカカリフォルニア州トーランス生まれの帰国子女。人生初めての学校である幼稚園をわずか2日半で退学になった「爆速退学」の学歴からスタート。帰国後、千葉・埼玉・東京の公立小中高を卒業し、大学では会計学を専攻。帰国子女として、日本の公立学校に通いながら、インターナショナルスクールの教育について興味を持つ。2012年4月に国際教育メディアであるインターナショナルスクールタイムズを創刊し、編集長に就任。その後、都内のインターナショナルスクールの理事長に就任し、学校経営の実務を積む。また教育系ベンチャー企業の役員に就任、教育NPOの監事、複数の教育系企業の経営に携わりながら、国際教育評論家およびインターナショナルスクールの経営とメディア、学校および海外のインターナショナルスクールから日本校の開校コンサルティングのセブンシーズキャピタルホールディングスの代表取締役CEOを務める
(撮影:今井康一)

(注記のない写真:ムサシ・インターナショナルスクール・東京提供)

執筆:インターナショナルスクールタイムズ 編集長 村田学
東洋経済education × ICT編集部

東洋経済education × ICT

小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事