節約したいなら「ビールはコンビニ購入」がいい 「安い=節約になる」と思い込んでいませんか?

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© 黒田尚子(著)、月野まる(イラスト)/主婦の友社

物欲だけの買い物をやめればお金は貯まる

ここでのテーマは「節約」です。といっても私の考える節約は、ケチケチと10円単位で切り詰めていく節約方法ではありません。安いか高いかで買うのではなく、自分にとって価値や意義のあるものにはしっかりお金を使い、そうではないものには一切お金を使わない、というメリハリを大切にします。

それは「出ていくお金」を意識的にコントロールする力をつけるということなのです。ちょっとわかりにくいでしょうか。

© 黒田尚子(著)、月野まる(イラスト)/主婦の友社

では、上の図を見てください。この図をヒントに、「今私が買おうとしているものは、座標のどこに入るのかな?」を考えてほしいのです。

必要なもの=ニーズ(Needs)なのか、欲しいもの=ウォンツ(Wants)なのか、あるいはその両方なのか。ニーズとウォンツの両方が高い場合、それは「買い」です。もちろん値段が高かったり、維持にお金がかかったりするものは十分検討すべきですが、長期的に考えてメリットがあるなら買う方向で検討しましょう。

問題は左下のゾーンです。欲しいとは思っていないし必要でもない、というものにも私たちはけっこう出費しているのです。まずはここをカットします。そして右下のように、物欲(ウォンツ)だけで買っているものがあるとしたら、これも検討が必要です。大きな喜びをもたらすこともありますが、日常的になると生活を圧迫します。

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