新名所?スーパー「オーケー銀座店」の1つ惜しい点 「安い国ニッポン」に集まる外国人対応は?

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縮小

なお、オーケーより先にダイソーに行ったのには理由がある。安さ比較のためだ。

銀座ダイソーでも食品を扱っている。メインはお菓子類だが、パスタや麺類、調味料や香辛料、ホットケーキミックスなどの粉類などもそろっているのだ。もしかして、オーケーが開業したことでスーパーで買うような食品は縮小したりするのか……と思ったのだが、そうでもなかった。今の季節ならではの鍋つゆも並んでおり、それも100円。100均食品については定期的にチェックしているほうだが、通常のスーパーより価格的に優位なものはまだ多いのだ。

スーパーとは客層が違うとはいえ、銀座オーケーは家族みんなで買い物に来るような立地ではない。100均の食品はサイズ感が小さく、ファミリーというより単身者向けだ。だから、銀座においてオーケーがライバル視するべきはダイソーの食品ともいえる。

オーケーのおにぎりはコンビニより安い

ダイソーのチェックを済ませた後、満を持してオーケーの売り場に行ってみた。毎日が特売日のEveryday Low Priceをモットーとする安さが売りのスーパーだが、各地のディスカウントスーパーや食品ドラッグストアを見てきた筆者の目からは、「安いものもあれば、そうでないものもある」といったところ。なにせ、上階には100円で買える“ダイソー食品”もある。生鮮や冷凍食品はともかく、カップ麺や菓子類など、大量になくていいからちょっと欲しいものはダイソーのほうが安いかもしれない(分量やメーカーはともかく)。

(撮影:今井康一)

そもそも、銀座オーケーで生鮮の肉や魚、冷凍食材を買って家まで帰る客がそう多いとは想定しにくい。かさばる買い物袋を抱えて電車に乗るのもしんどいだろうし、買い物はなるべく家の近所ですませたいからだ。

となると、やはり販売の主役はお弁当や総菜、菓子や飲料だろう。その読み通り、一番賑わっていたのは弁当コーナーだ。報道でもよく取り上げられている299円弁当をはじめ、ビジネスパーソンのランチ需要にはしっかり応えている。

他にも、おにぎりが安い。最安だったのは1個49円で具はツナマヨ、昆布など。57円になると梅、おかかで、2つ買っても100円程度で済むのだから激安といっていい(税別価格)。

近畿圏を中心に展開する激安ディスカウントストア「ラ・ムー」で1個50円のツナマヨおにぎりを発見したとき、これが日本最安ではと思ったが、これは負けていない。

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